7月
こんにちは。
前回に引き続き、ゼネラルマネジメント課の鶴田です。
今回は TGAL ロゴ制作の裏側について書いてみます。
早速ですがこちらが TGAL のロゴマーク!
我ながら美しいバランス。。とか思ってしまいます。笑
自分の作品に愛着が持てるのは良いこと。ですよね。
具体的にどのように作業していったのかというと‥まずは軸となるコンセプトを考えました。
言葉を集めると同時に、マインドマップで脳内のイメージを鮮明にしていきます。
TGAL の経営理念やミッションには「グロースターボ」や「トーチ」という言葉が入っているのですが、その言葉をイメージすると、真っ先に炎の熱さやエネルギッシュな映像が浮かびました。
この事業を始めることになったベトナムという地も、若い世代が多くて街中に活気があります。実際に現地を訪れて感じたリアルな風土にも共通したエネルギッシュなイメージが湧きました。
生きることや成長を楽しんでいるような踊る炎。
それを「架空のお祭り妖精トガル」として表現してみることにしてみました。
続いて、コンセプトが固まりだしたらビジュアルのモチーフも考えていきます。
今回は漢字のトガル「尖」をモチーフにしました。
もともと象形文字の「尖」は両手両足を広げた人の形をしていて、首から下の胴体が「大」その上に乗っている頭が「小」ということから、大から小につながる形状を「尖」と表したそうです。
この人型の象形文字と踊る炎のイメージを組み合わせた時にお祭り妖精のアイデアが降って来たので、漢字を分解してビジュアルをつくっていくことに。
何度もラフを描いて、踊っている感じと炎がはじけるエネルギッシュな感じを表現していきます。
今回はデジタルな線にしたくなかったので、消しゴム判子に彫刻をして独特の素朴感を演出。
データ化してディテールを整えて完成です‥!
大体がこのような工程なので、意外かもしれませんが、パソコンでソフトを触る時間よりも考えたり調べ物をする時間の方が長いのが現実です。深い意味を持ってロゴマークが生まれてきたのを知ってもらえたら嬉しいです。
たくさん考えてから生み出すという点で、
エンディングムービーをつくる時の感覚と似てるなぁ。とも思いました。
結びに、採用されなかった案をここで供養させてください。笑
長文にお付き合いいただき、ありがとうございました。