6月
こんにちは。
パーマのおかげで梅雨も無敵なゼネラルマネジメント課の鶴田です。
今回は TGAL 設立に向けて現地で撮影したエンディングムービーのレポートと
TGAL ロゴ制作の裏側について書いてみます。
時間は遡り昨年の春のこと。
突如「ベトナムでサンプル映像の撮影したい人募集」と全社にメッセージが届きました。
実はその話が出る少し前、我が社の一大イベントである映像アワードがあったのですが、私は優勝どころか上位入選すらされない‥という苦い経験をしました。
照れくさいし後輩もたくさんいるので落ち込んだ素振りは見せていませんでしたが、大人になってもこんなに悔しい気持ちになるんだってくらい正直ものすごくショックで凹みました。
この気持ちを清算したい!撮影したい!そんな爆発が自分の中で起こっている最中の配信。
同じ会社に勤める夫にも、部署のメンバーにも相談する前に(よくない。笑)
気付いたらベトナム行きを立候補していました。
時は進み、撮影に向けた準備をする中、
お待ちかねの進行表(結婚式のタイムスケジュール)をいただきました。
これがまた非常にざっくり。笑
分刻みで進行が組まれる日本の一般的な結婚式とは違って
良い意味で時間に縛られすぎない、自由で明るいタイムスケジュールがそこにはありました。
それだけでも国民性というのか文化の違いを感じて、世界は広いなー‥と思ったのを覚えています。
ホーチミンに到着!
暑さと東南アジアの交通文化(溢れる量のバイクの間を何度もブレーキ踏みながらぬっていく走行)
そこに極度の緊張とプレッシャーが加わって簡単に体調を崩しました。。。
ほとんどご飯を食べられない状態で迎えた本番。
この日は午後からのパーティーのみでつくるエンディングムービーだったので
午前は新婦さんの地元へ行き、挙式の見学をさせていただくことに。
ちょっと‥素敵すぎる‥
初めて目にした海外のローカルウエディングに、言葉にできない程テンションが上がりました。皆が浮足立っているムードとかウエディング特有のときめきは世界共通なんですね。
午後になり、いよいよパーティーの撮影へ。
近くに通訳さんは居てくれるものの、宴中に聞こえてくる司会者の言葉も新郎スピーチの内容も分からないので私は今まで培ってきた己の「勘」と「運」に頼るしかありません。
その「自分で何とかしなきゃ」という気持ちと、現場でカメラを持つと分泌されるアドレナリンで体調不良はどこかに行きました。笑( 決して体調不良中の無理な撮影はおすすめしません )
いざ撮影を始めると、
本当に不思議なのですがおもしろいくらいに色んなタイミングが分かりました。
スピーチ中に感極まって新郎が涙する瞬間、
新婦がその涙をぬぐってそのまま抱きしめる瞬間、
事前の打ち合わせでタイミングが分からないと言われていたキスの瞬間。
神秘的な話がしたいわけではなく「強い感情は言葉の壁を超えるんだな」と思える経験でした。
感情の移り変わりを情緒的に切り取る。
入社してから10年以上、私がずっと大事にしてきた映像をベトナムで上映できました。
上映後は温かい歓声と「ムーブ!ムーブ!」というコールをいただき、
緊張から解き放たれた震えと、感動と嬉しさでぶるぶるしたのを覚えています。
海外でエンディングムービーをつくる。
なかなか経験として巡ってくるものではありませんが、自分から求めれば、本当にやりたいと思って行動したら絶対叶わないものではないはず。
あの日、新郎新婦さんからしていただけた握手と嬉しそうな顔は一生わすれられません。
この記事を読んでくださった皆さんも、もしも何かのチャンスが巡ってきたら飛びついてみるのもいいかもしれないです。できない理由なんて探してしまうとキリがないので。意外とどうにかできるパワーを皆が持っていると私は思います!気が小さい私が言うから間違いない!
ということで、、
私が書くといつも長くなってしまうので、ロゴ制作の裏側は次回にまわします。
読んでくださってありがとうございました!
撮影後やっとおいしく食べられたバインミー!